算数の問題を解く楽しさ

息子が小学生のとき、授業参観に行ったことがあります。

その日は算数の授業で、九九をやっていました。九九の表を見て気づいたことを発表してくださいという先生の問いに、誰かが「2×8と8×2が同じだ」と言いました。みんなが、他のも全部、逆にしても答えが同じになると言っている中、息子は「4×4や5×5は逆にしても4×4や5×5だ」と言いました。

またあるとき、家に帰ると息子が、誇らしげに教科書の問題を見せてきて、「お父さんこれどうやって解く?」と訊いてきました。

図形の面積を求める問題でした。私が解いてみせると、息子は「それから?」と言いました。聞くと、授業中、先生が説明した方法とは別に、3つの解き方を発表したそうです。

そんな息子が面白がり、得意としたのが、中学受験の算数でした。学校では教わらないような問題に出会ったり、新しい考え方を知ったり、それらを組み合わせて自分なりに解法を考えたりするのが、楽しいと言っていました。

中学受験の算数は、こうすれば解けるとパターン化された問題ではなく、理論を根本から理解し、自在に使える柔軟さと、解法を導く思考力を試す問題です。理解なくして中学受験の算数は解けません。どうしてこうなるのだろう、どうしたら解けるだろう、と探求する楽しさを知ることが、算数を得意にする近道かもしれません。

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